2024年(令和6年)の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
関係各位、そして地域の皆さま方におかれましては、輝かしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。また、日頃より、「八代草」の施設運営におきましては、多大なご支援、ご協力を賜りまして厚く御礼申し上げます。
まずは、2024年1月1日に発生した能登半島中心の大規模地震において、被災された皆さまに心からお見舞い申し上げます。現在も懸命に救助活動、救援活度が行われていると思います。遠く離れた熊本の地ではありますが、ニュースを見た途端に熊本地震の際の恐怖と不安がよみがえり、被災地の皆さまの心痛を思うと胸が締めつけられます。1日でも早い震災の収束と、皆様のご無事をお祈りしております。
当苑では、昨年より新型コロナウイルスに関しまして5類に移行したことから、少しでもご家族様や地域の方々とのふれあいを取り戻したいと工夫してまいりました。しかし、コロナの次はインフルエンザと、油断できない状況が続いており、ひきつづき感染対策に留意しながら運営をおこなっています。今回の大震災、航空機事故からは、改めて、BCPをはじめ日頃からの実施訓練が何より大切であることを学びました。決して他人ごとではなく自分事として、あらゆる非常時について責任ある対策を心がけていきたいと思います。
誠に日本にとっては大変な新年の幕開けとなりましたが、私たち八代草の入居者様方、ご利用者様方は、日々変わりない穏やかな毎日を過ごされています。私たちを癒してくださる大切な存在です。これからも、八代草で過ごされる方々やそのご家族と、そして協力してもらう地域の方々とともに、当法人の理念である、感謝のこころ、敬愛のこころ、向上のこころ、信頼のこころを自分たちの主軸として、実りあるよい1年となるように大切に過ごしていきたいと思います。
また、昨年は、八代草設立10周年を迎えることができました。これも、ご入居者様、ご利用者様をはじめ、ご家族様や地域の皆様の温かいご支援の賜物とお礼申し上げます。
今後とも、初心を忘れず、地域に根差し、開かれ、そして愛される施設となれるよう、さらなる進化をめざし、職員一同、一丸となって取り組んでまいります。
最後になりましたが、今年が、上へ上へと昇る龍のように幸運を呼びこむ年となりますことを願いつつ、皆さま方にとって幸多い年となりますよう心よりお祈りし、私からの年頭の挨拶とさせていただきます。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
令和6年1月
理事長 新井浩子